【醗酵有機質肥料の特長と効果】 |
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1)醗酵障害がない |
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有機質肥料、窒素はいずれもタンパク質で構成されており、醗酵過程を経なければ一部を除いて無機化し、作物に吸収される形ににはならない。
この醗酵過程において、ガス障害、有機酸障害がよく見られるが、醗酵有機質肥料は醗酵過程を経ている為、醗酵ガスの心配が少ない。 |
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2)無機化を早める |
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無機質肥料(化学肥料)に比べると、有機質肥料は効き方が遅い事が欠点の一つであるが、醗酵有機質肥料は醗酵分解が進んでいる為、肥料の発現が早い。 |
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3)害虫の誘引、悪臭の発生が少ない |
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有機物は元々、虫の餌となる栄養分が多く、有機質の醗酵臭に害虫を誘引する事になり、作物に害を加えたり、腐る時に悪臭を発生するものが多いが醗酵有機質肥料はこれらの事が解消される。 |
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4)選択吸収が出来る |
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作物は硝酸態窒素を好んで吸収するものと、アンモニア態窒素を好んで吸収するものに大別出来るが、中には春・夏・秋・とそれぞれの季節によって違った形態め窒素を吸収するものもある。有機質肥料は肥効が永く、常にアンンモニア・硝酸態窒素の両方が土壌に共存する為、作物が選択吸収する事が出来る。 |
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5)U・G・Fをもつ |
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有機質には各種生理活性物質(植物ホルモン・ビタミン類・有機物・チモハイドロキノン類等)がたくさん含まれているが、さらに最近の研究で、U・G・F(未知生育進分子:分子量約2万)と言われる物質が含まれる事が確認され、作物の生育、品質向上に大きな効果を与えている事が分かっている。 |
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《効果・ねらい》 |
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果菜・果樹類 : 糖度が多くなる。品質、味が良くなる。
葉菜類 : 葉色が良く艶が出てくる、耐寒性が増す。
根菜類 : 根部の生育が良くなり、肌のきれいな野菜が取れる。 |