1.発酵障害がない |
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有機質肥料、窒素はいずれもタンパク質で構成されており、発酵過程を経なければ一部を除いて無機化し、作物に吸収される形
にならない。この発酵過程において、ガス障害、有機酸障害がよく見られるが、ファーメン肥料は発酵過程を経ている為、発酵ガスの心配がない。 |
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2.無機化を早める |
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無機質肥料(科学肥料)に比べると、有機質肥料は効き方が遅い事が欠点の一つであるが、ファーメン肥料は発酵分解が進んでいるため、
肥料の発現が早い。 |
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3.害虫の誘引、悪臭の発生が少ない |
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有機物は元々虫の餌となる栄養分が多く、有機質の発酵臭に害虫を誘引する事になり、作物に害を与えたり、
腐るときに悪臭を発生するものが多いが、ファーメン肥料はこれらの事が解消される。 |
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4.選択吸引ができる |
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作物は硝酸態窒素を好んで吸収するものと、アンモニア態窒素を好んで吸収するものと大別できるが、中には
春、夏、秋、とそれぞれの季節によって違った形態の窒素を吸収するものもある。有機質肥料は肥効が長く、常にアンモニア態、硝酸態窒素の両方が土壌
に共存する為、作物が選択吸収させる事ができる。 |
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効果・ねらい |
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●果菜・果樹類 |
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糖度が多くなる、品質、味がよくなる |
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●葉菜類 |
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葉色が良く艶が出てくる、耐寒性が増す |
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●根菜類 |
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根部の生育が良くなり、肌のきれいな野菜が取れる
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